アラフィフの選択

アラフィフになり生活や健康面で選択したことを書き綴る

話しかたのコツ 上達したければ、勉強してはダメ!

  

今までたくさんのスピーチの機会がありました。成績は100戦中10勝90敗、成功率たったの1割程度です。

 

でもこの100戦のうちの10勝はあることに気がついてからの10連勝でもあります。

 

これからも話す機会があれば、満足のいく結果を残せると自負しています。

 

今まで時間とお金と特に「プライド」をすり減らして気がついた話しかたのコツを書きたいと思います。

 

どうやったらうまく話せるのか

 

  • 話しかたの勉強を一切やめること
  • テクニックは話しかたのはばを縮めてしまう
  • 場数を踏むはウソ
  • 成功しようと思わない、評価をいっさい求めない

 

私は話しかたのプロでもなければ、常日頃から話すことを仕事にはしていません。

 

こんな素人だからこそ今までプロの言うことにほんろうされ、長い間話すことに苦痛を感じていました。

 

ですので、今話しかたが苦手だと感じている方が上記を実行したら確実に話しかたが上手くなります。

 

 

 話し方の勉強を一切やめること

 

人前で話すのが苦手な人の大半は緊張してしまって何を話しているのかわからなくなります。

 

手の震え、声の震えからのどは乾き、冷や汗を感じたら負のスパイラルに。

 

ネットで調べたりして緊張を解く方法を学んだり、話しかた教室にかよったりして人前でうまく話す方法というのを学んでみたものの成果がでない。

 

深呼吸をする

人という字を手の平に書いて飲みこむ

誰かひとりの人を見つけその人に話すように語る

部屋の奥のかどを右、左と見て話す

5W1Hで話す

 

正直、これらの方法で話しかたが上達した人はこのブログ記事は必要ではありません。何故ならすでに話すことができているから。(うらやましい)

 

逆にこのルールが呪縛となりうまく話せなくなっていってしまう人もいます。私がまさにそうでした。

 

テクニックは話しかたの幅を縮めてしまう

 

話しかたをのテクニックを学んだからといってうまく話せるようにはなりません。

 

何故ならこれら小手先のテクニックを学んでも、緊張はいっさいなくならないからです。

 

残念ながらテクニックを覚えて話しができるのは、ある程度話しかたができた状態からになります。

 

逆にテクニックをみがいていざスピーチにのぞんで、失敗するとドツボにはまりますます話すことが苦手になってしまいます。

 

ゴルフと同じで初心者がプロのテクニックを知っても生かせないのと同じです。

 

場数を踏むはウソ

 

よく場数を踏んだら度胸もついて緊張もなくなるといいます。本当にそうでしょうか。

 

例えば特定の層に商品の説明をしたり、常に同じシチュエーションで似たような内容を話しているのであれば、場数をふむことによって話しかたがうまくなるかもしれません。

 

でも、直面するのは日常ではなく、特別なシチュエーションではないでしょうか。

 

いつたのまれるかわからない結婚式のスピーチ。忘年会の幹事が順番で回ってきた。プロジェクトの発表をしなくてはいけなくなった。

 

回数も少なく、話す対象もわからず、話す内容もつねにかわる場合、場数をふんでいるうちに次第に話をする機会が減っていってしまいます。

 

成功しようと思わない、評価をいっさい求めない

 

私も20代のころ人前で話すのが大の苦手でした。そういう機会は可能な限り避けてきました。

 

しかし、皮肉なもので避ければ避けるほど多人数の前で発表をする機会が増えました。

 

話しかたの教室にもかよってテクニックをみがき、500人くらいの前で話す機会も4-5回ありました。

 

でも、いくら勉強してテクニックを学んでもスピーチはうまくはなりませんでした。

私の場合、ひとつには緊張というのが大きなネックになっていました。

 

ある日、40名くらいの集会であるトピックについて急にスピーチをたのまれました。立場的に断ることもできませんでした。

 

スピーチをお願いをしてくる人は残酷なものです。きっと緊張とかとは無縁でスピーチの苦手な人の気持ちを理解していないんでしょう。

 

急だったため、準備する時間も15分程度しかありませんでした。何を話すか考えましたが、その時はトピックについての自分なりの見解を1つだけしか思い浮かびませんでした。

 

急にたのまれたんだから、うまく話せなくて当然だしという思いでした。

 

ほとんど何もできなかったため、2-3分持てばいいかな程度でうまく話そうという欲が全くありませんでした。

 

でもその時は「不思議な力が働きました」1つの見解を述べたら次の展開が見えてきて結局20分くらい全く「台本もアウトラインもなく」話すことができました。

 

その後も仕事でのプレゼンや集会などで話をする機会が何度かありました。

 

事前に何月何日に話をすることが決まっている場合が大半で準備期間はたくさんあります。

 

ですが、もう一度不思議な力をと思い、すごく恐ろしいのですがいっさいの準備もせず、のぞみました。

 

結果、準備をしないとうまく話そうという欲がなくなり不思議な力が働き、話す内容が次から次へと浮かんできました。

 

緊張はどこかに飛んでしまい、聞き手の表情が手にとるようにわかるようになってきました。

 

今はスピーチをすることがとても楽しみになってきました。準備をしないでのぞむのはジェットコースターの頂上に上りきって落ちる瞬間に似ています。

 

まとめ

 

皆さんはYOU TUBEとかで白板を使って話す見出しやトピックを書き出し、そこから話をふくらませていくチャンネルを見られたことはありますか。

 

話す内容を一語一句紙に書き出して読むとか、最初から最後までトピックを何点か書いて話してしまうとその内容にしばられてしまい、こう話さなくてはという縛りから緊張が生じます。

 

基本的には1トピックだけを考えてそこにふくらみを持たせていく。そこから派生した話題に関して伝えたいという思いが出たらそこにうつっていく。

 

そんなの無理だよと思われることでしょう。

 

でも、もしこれまでスピーチの勉強やテクニックをたくさんして来たけれど納得がいく結果が残せなかったのであれば、一度これまで学んだことを全て忘れて何も準備をしない方法を試してみてはいかがでしょうか。